「1歳になったのに、まだ夜中に何度も起きる」「お昼寝を嫌がるようになった」「寝かしつけに1時間以上かかる……」
1歳頃の睡眠について、こんな悩みを感じていませんか?
1歳は、歩き始めたり、言葉が増えたりと、心も体も大きく成長する時期です。
その一方で、睡眠リズムには個人差があり、夜泣きや寝ぐずりが続くこともあります。
この記事では、1歳児の睡眠時間の目安、お昼寝の回数、夜泣きや寝かしつけへの対応をわかりやすく紹介します。
🌷 この記事でわかること
- 1歳児に必要な睡眠時間の目安
- お昼寝は1日何回がいいのか
- 夜泣きや夜中に起きるときの対応
- 寝かしつけを楽にする生活習慣
- 安全な睡眠環境の整え方
- 小児科などに相談したいサイン
1歳児の睡眠時間はどれくらい?
1〜2歳児の睡眠時間は、お昼寝を含めて1日11〜14時間程度が目安とされています。
ただし、必要な睡眠時間には個人差があります。
毎日ぴったり同じ時間眠らなければいけないわけではありません。
夜間の睡眠だけでなく、お昼寝も合わせた時間で考えましょう。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 1日の合計睡眠時間 | 11〜14時間程度 |
| 夜間の睡眠 | 個人差がある |
| お昼寝 | 1〜2回程度の子が多い |
| 生活リズム | 起床・就寝時刻をある程度そろえる |
睡眠時間の数字だけにとらわれず、日中の機嫌や活動の様子、成長の状態なども合わせて見ていくことが大切です。
💡 睡眠時間が短いと感じたら
まずは数日間、寝た時間・起きた時間・お昼寝の時間を記録してみましょう。
実際の睡眠リズムが見えてくると、生活習慣を調整しやすくなります。
1歳児のお昼寝は1日何回?
1歳頃は、お昼寝の回数が変わりやすい時期です。
午前と午後の2回眠る子もいれば、少しずつ午後の1回にまとまっていく子もいます。
1歳になったからといって、無理にお昼寝を1回に減らす必要はありません。
お昼寝を1回にするタイミングは?
例えば、午前中に眠らなくても機嫌よく過ごせるようになったり、午前のお昼寝によって午後や夜に眠れなくなったりする場合は、睡眠リズムが変わり始めているのかもしれません。
ただし、眠そうにしているのに無理に起こしておくと、疲れすぎて寝ぐずりにつながることもあります。
その日の活動量や体調に合わせて、柔軟に調整していきましょう。
夕方に寝てしまうときは?
夕方に長く眠ると、夜の寝つきに影響する場合があります。
夕方に眠くなることが多い場合は、午後のお昼寝の開始時刻や長さを見直してみましょう。
ただし、眠気が強いときや体調が悪いときは、無理に起こさず休息を優先してください。
1歳児の夜泣き・夜中に起きる原因は?
「もう1歳なのに、どうして夜泣きするの?」と思うこともありますよね。
夜中に起きる理由は一つではなく、睡眠リズムや環境、体調などが関係している場合があります。
① 睡眠リズムが変化している
お昼寝の回数や長さが変わる時期は、夜の寝つきや途中で起きる回数にも変化が見られることがあります。
② 周囲の変化や不安
1歳頃は、身近な大人と離れることを不安に感じる子もいます。
夜中に目が覚めたとき、保護者の姿が見えずに泣くこともあります。
③ 眠る環境が合っていない
室温が暑すぎる・寒すぎる、周囲が明るい、物音が気になるなど、環境によって眠りにくくなることもあります。
④ 体調や不快感
鼻づまり、せき、発熱、皮膚のかゆみなど、体の不快感が睡眠に影響する場合もあります。
急に夜泣きが増えた場合は、普段と違う症状がないか確認しましょう。
🌷 夜泣きが続くときは
夜泣きには個人差があります。「いつまでに終わらせなければ」と焦る必要はありません。
保護者の睡眠不足が続く場合も、家族や地域の子育て支援サービスに頼ってくださいね。
1歳児の寝かしつけを楽にする5つのコツ
寝かしつけに時間がかかると、保護者も疲れてしまいますよね。
すぐに眠れるようになる方法はありませんが、毎日の習慣を少し整えることで、眠りにつきやすくなる場合があります。
① 朝はなるべく同じ時間に起きる
起床時刻をある程度そろえ、朝はカーテンを開けて自然光を取り入れましょう。
朝の光を浴びることは、体内時計を整える助けになります。
② 日中は体を動かして遊ぶ
散歩や室内遊びなど、年齢や発達に合った活動を取り入れましょう。
ただし、寝る直前に激しく遊ぶと興奮してしまう子もいるため、就寝前は落ち着いた過ごし方に切り替えるとよいでしょう。
③ 寝る前の流れを決める
例えば「お風呂→着替え→絵本→消灯」のように、毎日同じ順番で過ごしてみましょう。
繰り返すうちに、子どもが「そろそろ眠る時間なんだ」と感じやすくなることがあります。
④ 寝る前は照明を落として静かに過ごす
寝る前はテレビやスマートフォンなどの画面を避け、部屋の明かりを少し落としてみましょう。
静かな声で話しかけたり、絵本を読んだりする時間もおすすめです。
⑤ 眠くなるサインを見逃さない
目をこする、あくびが増える、ぐずり始めるなどは、眠気のサインかもしれません。
子どもの様子を見ながら、疲れすぎる前に寝る準備を始めてみましょう。
1歳児の生活リズム|1日のスケジュール例
生活リズムを整えたいときは、起床・食事・お昼寝・就寝の時間を大まかに決めると考えやすくなります。
次の表は、お昼寝が1回になってきた子の一例です。
| 時間 | 過ごし方 |
|---|---|
| 7:00 | 起床・朝の光を浴びる |
| 7:30 | 朝食 |
| 9:00 | 散歩・室内遊び |
| 11:30 | 昼食 |
| 12:30〜14:30 | お昼寝 |
| 15:00 | 補食・遊び |
| 17:30 | 夕食 |
| 18:30 | 入浴・着替え |
| 19:30 | 絵本・寝る準備 |
| 20:00 | 就寝 |
この例では、お昼寝を含めた睡眠時間は約13時間です。
もちろん、このとおりに過ごす必要はありません。
保育園の予定や家庭の生活スタイルに合わせて調整してください。
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安心して眠るために|1歳児の睡眠環境と安全対策
睡眠時間や寝かしつけだけでなく、眠る場所の安全性も大切です。
1歳になっても、寝具による窒息やベッドからの転落などには注意が必要です。
安全な睡眠環境のチェックリスト
☐ 寝具は沈み込みにくく、平らで安定している
☐ 顔の周囲に枕・クッション・ぬいぐるみなどを置かない
☐ 掛け布団や毛布で顔が覆われないようにする
☐ ベッドや家具から転落する危険がない
☐ 寝る場所の近くにコードやひも類がない
☐ 室温や衣服を調整し、暑くなりすぎないようにする
寝具やベッドは、製品の対象年齢・使用条件を確認して選びましょう。
また、眠っている子どもを大人用ベッドやソファに一人で寝かせることは、転落や隙間への挟まりにつながるため避けてください。
🛍️ 睡眠環境を整えるときに役立つもの
- 遮光カーテン:外の明かりが気になる場合に
- 室温・湿度計:寝室の環境を確認したいときに
- 年齢に合ったスリーパー:掛け布団を使わず衣服で調整したい場合に
- 寝る前に読む絵本:毎日の入眠習慣づくりに
スリーパーは首元やサイズが合ったものを選び、暑くなりすぎないよう注意しましょう。寝具を購入するときも、対象年齢と安全性を優先してください。
寝る前に、親子でゆっくり絵本を読む時間を作ってみるのもおすすめです。
松谷みよ子さんの『もうねんね』は、動物たちが次々と眠っていく様子を、やさしい言葉の繰り返しで描いた絵本です。
短い文章と穏やかなイラストが特徴で、1歳ごろのお子さんとの読み聞かせにも取り入れやすい一冊です。
「ねんねだね」「おやすみなさい」と声をかけながら、親子でゆったりした時間を過ごしてみてください。
毎晩同じ絵本を読むことで、寝る前の習慣のひとつにすることもできます。
もちろん、絵本を読めば必ず眠れるわけではありません。お子さんの様子に合わせて、無理なく楽しんでくださいね。
1歳児の睡眠で小児科に相談したいサイン
睡眠の悩みはよくありますが、次のような様子がある場合は、単なる寝ぐずりではない可能性もあります。
- 大きないびきが続く
- 眠っている間に呼吸が止まるように見える
- 寝ている間に苦しそうな呼吸をする
- 日中の眠気が強く、活動に支障がある
- 睡眠の問題が長く続き、本人や家族の生活に大きく影響している
気になる様子があれば、小児科で相談しましょう。
睡眠中の様子を安全な範囲で動画に記録しておくと、相談の助けになることがあります。
呼吸が止まって反応がない、顔色が悪いなど緊急の症状がある場合は、すぐに119番通報してください。
1歳児の睡眠についてよくある質問
❓ Q. 1歳なのに夜通し眠れません。大丈夫?
A. 1歳でも夜中に目を覚ます子はいます。
夜通し眠れるようになる時期には個人差があるため、夜中に起きることだけで異常とは判断できません。
ただし、頻繁に起きてつらそうな様子がある場合や、呼吸の異常が疑われる場合は相談しましょう。
❓ Q. 寝かしつけに1時間以上かかります。どうしたらいい?
A. お昼寝の時間や、寝る前の過ごし方を見直してみましょう。
まだ眠くない時間に寝かせようとしている場合もあれば、疲れすぎて寝つきにくくなっている場合もあります。
数日間の睡眠記録をつけ、子どもの眠くなる時間を探してみるのも一つの方法です。
❓ Q. お昼寝をしない日があっても大丈夫?
A. たまにお昼寝をしない日があっても、それだけで問題とは限りません。
ただし、1歳児は日中にも休息が必要なことが多い時期です。
眠そうな様子があれば、静かに休める時間をつくりましょう。
まとめ|1歳児の睡眠は生活リズムを整えながら見守ろう
1歳児の睡眠時間は、お昼寝を含めて1日11〜14時間程度が目安です。
ただし、眠り方やお昼寝の回数には個人差があり、夜泣きや寝ぐずりが続くこともあります。
🌷 今日から試したい5つのこと
☐ 朝はなるべく同じ時間に起きる
☐ 日中は発達に合った遊びを取り入れる
☐ お昼寝の回数を無理に減らさない
☐ 寝る前の習慣をつくる
☐ 安全で落ち着ける睡眠環境を整える
毎日同じように眠れなくても、焦る必要はありません。
子どもの様子を見ながら、家族に合った生活リズムを少しずつ見つけていきたいですね。
参考資料
- American Academy of Sleep Medicine(米国睡眠医学会):小児の推奨睡眠時間に関するコンセンサス声明
- こども家庭庁:こどもの睡眠中の事故防止に関する情報
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」