1歳になると、歩いたり、指先を使ったり、大人のまねをしたりと、できることが少しずつ増えていきます。
「おうちで何をして遊べばいい?」「知育玩具は必要?」「まだ言葉が少ないけれど、どんな遊びがいいのかな?」と悩むこともありますよね。
1歳児の遊びで大切なのは、特別なことを教えるよりも、子どもが興味をもったことを一緒に楽しむことです。
この記事では、1歳児におすすめの室内遊び10選を紹介します。
遊び方だけでなく、発達とのつながりや声かけの例、安全に楽しむためのポイントもまとめました。
🌷 この記事でわかること
- 1歳児の遊びと発達の関係
- おうちで楽しめる遊び10選
- 1歳前半・後半に合わせた遊び方
- 遊びながら使える声かけの例
- おもちゃ選びと安全対策のポイント
1歳児はどんな遊びが好き?発達に合わせて楽しもう
1歳から2歳になるまでの1年間は、体の動きや手先の使い方、言葉の理解などが大きく変化する時期です。
1歳になったばかりの頃は、おもちゃを握る・入れる・出すといった遊びを楽しみ、成長とともに積み重ねたり、見立てたりする遊びも増えていきます。
ただし、発達のペースや好きな遊びは一人ひとり違います。
年齢だけで決めず、今のお子さんが楽しめる遊びを選びましょう。発達の目安は「1歳児の成長と発達」でも紹介しています。
🌼 遊びの中で育まれる力
| 遊びの種類 | 経験できること |
|---|---|
| 積み木・型はめ | 手先を使う、形や大きさに気づく |
| ボール遊び | 体を動かす、目で動きを追う |
| 絵本・まねっこ | 言葉を聞く、人とやりとりする |
| ごっこ遊び | 身近な生活をまねする、想像する |
| 音楽・手遊び | リズムを楽しむ、動きをまねする |
遊びは「できるようにするための練習」ではありません。
楽しい経験を重ねる中で、さまざまな力を使う機会が生まれます。
1歳児におすすめの室内遊び10選
ここからは、おうちで取り入れやすい遊びを10個紹介します。
身近なものだけで楽しめる遊びもあるので、気になるものから試してみてくださいね。
① 積み木遊び|積む・崩すを楽しもう
積み木は、1歳児が手先を使いながら楽しめる定番のおもちゃです。
最初は大人が積んだ積み木を崩すだけでも十分。
慣れてきたら、子ども自身が積み重ねる姿も見られるようになります。
🌷 遊び方
大人が積み木を2〜3個積んで見せます。子どもが崩したら「がしゃーん!」と一緒に楽しみましょう。
💬 声かけ例
「高くなったね」「倒れたね!」「もう一回やってみようか」
積み木は、角が鋭くなく、誤飲の心配がない大きさのものを選びましょう。
② 出し入れ遊び|身近な容器で楽しめる
容器にものを入れたり、取り出したりする遊びです。
「入った」「出てきた」という変化を楽しみながら、手や指先を使う経験につながります。
🌷 遊び方
大きめのブロックや布製のおもちゃを、口の広い容器に入れます。
子どもが自由に出し入れできるようにしましょう。
💬 声かけ例
「ぽとん!」「入ったね」「全部出てきたね」
小さな部品や、割れやすい容器は使わないようにしましょう。
積み木やブロック遊びに興味が出てきたら、形を合わせて遊べるおもちゃもおすすめです。
フィッシャープライスの「はじめてのブロック」は、カラフルなブロックを容器に入れたり、形に合う穴を探したりして遊べる知育玩具です。
最初は形を合わせられなくても大丈夫。「入ったね!」「これは丸だね」など、親子で声をかけながら楽しんでみましょう。
対象年齢は6か月から。 1歳ごろのお子さんも、発達や興味に合わせて遊び方を広げられます。
お子さんのペースに合わせて、無理なく取り入れてみてくださいね。
③ ボールころころ|親子でやりとりを楽しもう
柔らかいボールを転がして遊びます。
まだ上手に投げられなくても、転がるボールを目で追ったり、手を伸ばしたりするだけで楽しめます。
🌷 遊び方
床に座って向かい合い、ボールをゆっくり転がします。
子どもが触れたら「届いたね!」と声をかけましょう。
💬 声かけ例
「ころころ〜」「そっちに行ったね」「どうぞ!」
口に入らない大きさで、破損しにくいボールを選びましょう。
④ 型はめ遊び|形に興味をもつきっかけに
丸や四角などのパーツを、同じ形の穴に入れる遊びです。
最初は形を合わせるのが難しくても大丈夫。
パーツを握ったり、穴に近づけたりすることから楽しめます。
🌷 遊び方
まずは大人が一つ入れて見せます。
子どもが興味を示したら、自由に触ってもらいましょう。
💬 声かけ例
「まる、入るかな?」「くるっと回ったね」「入った!」
形を正しく合わせることよりも、試してみる過程を楽しみましょう。
⑤ 絵本の読み聞かせ|言葉とやりとりを楽しもう
1歳児には、動物や食べ物、乗り物など、身近なものが登場する絵本がおすすめです。
同じ絵本を何度も読みたがることもありますが、繰り返し楽しむことも大切な経験です。
🌷 遊び方
子どもが見ている絵を一緒に眺め、「わんわん、いたね」と短い言葉を添えます。
💬 声かけ例
「りんご、あったね」「にゃんにゃんだね」「おいしそう!」
最後まで読まなくても大丈夫。
好きなページだけ見たり、自分でページをめくったりする楽しみ方もあります。
⑥ まねっこ遊び|ぱちぱち・ばいばい
大人の動きをまねする遊びは、道具を使わずに楽しめます。
「ぱちぱち」「ばいばい」「ばんざい」など、簡単な動きから始めましょう。
🌷 遊び方
大人が笑顔で手をたたき、「ぱちぱち!」と声をかけます。
子どもが見ているだけでも、一緒に楽しみましょう。
💬 声かけ例
「ぱちぱち〜!」「ばんざーい!」「楽しいね」
無理に手を動かしたり、まねをさせたりする必要はありません。
⑦ 音楽・手遊び|歌に合わせて体を動かそう
音楽に合わせて手を動かしたり、体を揺らしたりする遊びです。
大人が歌いながら動きを見せると、子どもも興味をもってくれることがあります。
🌷 遊び方
好きな歌に合わせて手拍子をしたり、座ったまま体を左右に揺らしたりします。
💬 声かけ例
「とんとん!」「ゆらゆら〜」「もう一回?」
大きな音が苦手な子もいるので、音量は控えめにして楽しみましょう。
⑧ ぬいぐるみのお世話遊び|生活のまねを楽しもう
1歳後半になると、ぬいぐるみに食べ物をあげるふりをしたり、寝かせるまねをしたりする子もいます。
毎日の生活で見ていることを、遊びの中で再現する姿が見られることがあります。
🌷 遊び方
大人がぬいぐるみを抱っこして「ねんねしようね」と見せます。
子どもが興味をもったら、自由に遊んでもらいましょう。
💬 声かけ例
「くまさん、ねんね」「おいしいね」「よしよし」
ぬいぐるみは、目や飾りなどの小さな部品が外れにくいものを選びましょう。
⑨ トンネル遊び|はいはい・くぐる動きを楽しもう
体を動かすことが好きな子には、トンネル遊びもおすすめです。
市販の幼児用トンネルなど、安全に使える遊具を利用して楽しみましょう。
🌷 遊び方
短く安定したトンネルの向こう側から「おいで〜」と声をかけます。
子どもが興味を示したら、自分のペースでくぐってもらいましょう。
💬 声かけ例
「こっちだよ」「出てきたね!」「ばあ!」
トンネルが倒れたり、体が引っかかったりしないよう、必ず大人がそばで見守りましょう。
⑩ お絵かき遊び|自由に線を描いてみよう
1歳後半頃になると、クレヨンなどを持って紙に線を描くことを楽しむ子もいます。
まだ丸や形を描けなくても大丈夫。
紙に色がつくこと自体が楽しい遊びになります。
🌷 遊び方
大きな紙と、対象年齢に合った幼児用の描画用品を用意します。
大人が線を描いて見せ、子どもが興味をもったら自由に描いてもらいましょう。
💬 声かけ例
「ぐるぐる〜」「長い線だね」「いっぱい描けたね」
描画用品を口に入れないよう見守り、折れた小さな破片などはすぐに片づけましょう。
1歳前半と1歳後半で遊び方はどう変わる?
1歳児といっても、1歳になったばかりの子と、もうすぐ2歳になる子では、楽しめる遊びが違うことがあります。
| 時期 | 楽しみやすい遊びの例 |
|---|---|
| 1歳前半 | 出し入れ、ボールころころ、積み木を崩す、いないいないばあ |
| 1歳後半 | 積み木を積む、型はめ、まねっこ、ごっこ遊び、お絵かき |
これはあくまで目安です。
1歳後半でも出し入れ遊びが大好きな子もいれば、1歳前半から積み木を積むことに興味をもつ子もいます。
「今、何を楽しんでいるかな?」という視点で遊びを選ぶことが大切です。
言葉を育てたいときは、遊びながら声をかけよう
1歳児の言葉の発達には、毎日の生活や遊びの中でのやりとりが関わっています。
ただし、たくさん話しかければ必ず早く話せるようになる、というものではありません。
子どもの興味に合わせて、自然な言葉を添えてみましょう。
🌷 遊びながら使える声かけのコツ
- 子どもが見ているものを言葉にする:「ボール、ころころだね」
- 動きに合わせて声をかける:「ぽとん!」「できたね」
- 子どもの声や身振りに応える:「これが欲しいんだね」
- 答えを急がず待つ:視線や指差しでの返事も受け止める
- 無理に言わせない:「言ってごらん」を繰り返さず、やりとりを楽しむ
言葉がまだ少なくても、指差しや表情、声などで気持ちを伝えようとする姿を大切にしたいですね。言葉の目安や関わり方は「1歳の言葉の発達|いつから話す?」をご覧ください。
1歳児のおもちゃ選びで大切な3つのポイント
① 対象年齢と安全性を確認する
おもちゃを選ぶときは、対象年齢や注意表示を確認しましょう。
特に、小さな部品が外れるものや、ボタン電池・強力な磁石を使用したもの、長いひもがついたものなどには注意が必要です。
3歳未満向けのおもちゃでは、子供PSCマークなど、該当する安全基準への適合表示も確認しましょう。
② 今の発達に合ったものを選ぶ
難しすぎるおもちゃは、興味が続かないこともあります。
「少し触ってみたい」「もう一回やりたい」と思えるような、今の子どもに合ったものを選びましょう。
③ 一つのおもちゃでいろいろ遊べるものを選ぶ
例えば積み木は、崩す・積む・並べる・見立てるなど、成長に合わせて遊び方が変わります。
長く使えるおもちゃを選ぶことも、購入するときの一つのポイントです。
1歳児の遊びで気をつけたい安全対策
1歳児は、気になるものを手に取ったり、口に入れたりすることがあります。
歩き始めると行動範囲も広がるため、遊ぶ場所の安全確認が欠かせません。
✅ 遊ぶ前の安全チェック
☐ おもちゃの対象年齢を確認している
☐ 小さな部品や破損したおもちゃがない
☐ ボタン電池や磁石などを手の届く場所に置いていない
☐ 転倒・転落につながる家具や段差を確認している
☐ 遊んでいる間は大人が見守っている
おもちゃを手作りする場合も、外れやすい部品や誤飲につながる材料は避けましょう。
安全用品を使っていても、事故を完全に防げるわけではありません。
子どもの行動に合わせて環境を見直すことが大切です。
1歳児の遊びでよくある質問
❓ Q. おもちゃで長く遊んでくれません
A. 1歳児は興味が移り変わりやすく、一つの遊びが短時間で終わることもあります。
無理に続けさせず、子どもが興味をもったものに合わせて遊びを変えてみましょう。
大人と一緒に遊ぶことで、楽しみ方が広がることもあります。
❓ Q. 知育玩具はたくさん買った方がいい?
A. たくさんのおもちゃを用意する必要はありません。
積み木やボール、絵本など、身近なものでも十分に遊びを楽しめます。
おもちゃの数よりも、子どもの興味に合っているか、安全に遊べるかを大切にしましょう。
❓ Q. 一人遊びをさせてもいい?
A. 子どもが自分で遊びに集中する時間も大切です。
ただし、1歳児は予想外の行動をすることがあるため、安全な環境を整え、大人が見守れる場所で遊ばせましょう。
一人で楽しんでいるときは、必要以上に声をかけず、そっと見守るのもよいでしょう。
❓ Q. 言葉がまだ出ていなくても、絵本やまねっこ遊びは楽しめる?
A. もちろん楽しめます。
言葉で答えなくても、絵を見つめたり、笑ったり、指差したりすることがあります。
子どもの反応を受け止めながら、一緒に楽しんでみましょう。
まとめ|1歳児の遊びは「楽しい!」を大切に
1歳児は、体を動かしたり、手先を使ったり、人とのやりとりを楽しんだりしながら成長していきます。
積み木やボール、絵本、まねっこ遊びなど、身近な遊びの中にもさまざまな経験があります。
🌷 今日からできること
- 今の子どもが興味をもっている遊びを選ぶ
- できた・できないよりも、楽しむことを大切にする
- 遊びながら短い言葉を添える
- 身近なものや絵本も活用する
- 対象年齢や安全性を確認し、大人が見守る
毎日たくさんの遊びを用意しなくても大丈夫です。
お気に入りの遊びを繰り返し楽しみながら、親子で過ごす時間を大切にしていきたいですね。