「2歳になってから、なかなか寝てくれなくなった」。
「お昼寝をすると夜遅くまで起きている」。
「寝かしつけに毎日1時間以上かかってしまう」。
そんな睡眠の悩みを抱えているママ・パパもいるのではないでしょうか。
2歳ごろは、自分のやりたいことが増え、生活リズムや昼寝の様子にも変化が見られる時期です。
毎晩寝かしつけに時間がかかると、保護者も疲れてしまいますよね。
この記事では、2歳児の睡眠時間の目安や昼寝の考え方、寝室に行きたがらないときの対応、夜中に起きる場合の工夫を紹介します。
眠り方には子どもによって違いがあり、毎日同じ時間に眠れるとは限りません。
睡眠時間の数字だけにとらわれず、日中の元気さや機嫌、生活の様子も合わせて見ていきましょう。
2歳児の睡眠時間はどれくらい?
1日の睡眠時間は11〜14時間が目安
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、1〜2歳児の睡眠時間として1日11〜14時間が参考にされています。
これは夜の睡眠だけではなく、昼寝も含めた合計時間です。
たとえば、夜に10時間、昼寝で2時間眠っていれば、1日の合計睡眠時間は12時間になります。
ただし、適切な睡眠時間には個人差があり、毎日きっちり同じ時間になる必要はありません。
- 夜と昼寝の睡眠時間を合わせて考える
- 朝、無理なく起きられているかを見る
- 日中の強い眠気や疲れがないか確認する
- 数日から1週間ほどの様子を見て考える
- 目安に届かない日だけで判断しない
何時に寝かせればいい?
2歳児が必ず何時までに眠らなければならないという、すべての家庭に共通する時刻はありません。
まずは朝起きる時刻と昼寝の時間を確認し、必要な睡眠時間を確保できるように就寝時刻を考えてみましょう。
保育園の登園時間や家族の生活リズムもあるため、無理なく続けられる予定にすることが大切です。
2歳児のお昼寝は何時間くらい?
昼寝の必要性には個人差がある
2歳ごろは、まだ昼寝を必要とする子が多い時期です。
一方、昼寝の長さや眠くなる時間帯には個人差があります。
昼寝をしなかった日に夕方から強く眠そうにしていないか、夜の寝つきがどう変わるかを観察しましょう。
昼寝が長くて夜に眠れないとき
夕方遅くまで昼寝をすると、夜の寝つきに影響する場合があります。
昼寝の終了時刻や長さを記録して、夜の就寝時刻との関係を確認してみましょう。
昼寝を短くする場合も、子どもが強い眠気を感じていないか確認しながら少しずつ調整してください。
単に夜早く寝かせるためだけに、必要な昼寝を無理にやめさせることは避けたいですね。
保育園のお昼寝が長い場合は?
園では決まった時間に昼寝をすることがあり、家庭での就寝時刻と合わないことがあります。
そんなときは、園で実際に何時から何時まで寝ているのかを確認してみましょう。
子どもの疲れ具合や集団生活の流れもあるため、家庭と園で相談しながら調整できることを考えていくとよいでしょう。
就寝時刻、起床時刻、昼寝の開始・終了時刻を数日間メモしてみましょう。
夜中に起きた回数や、日中の機嫌も一緒に書いておくと、生活リズムを振り返りやすくなります。
寝かしつけに時間がかかるときの工夫
「そろそろ寝よう」と声をかけても、まだ遊びたいと言われたり、寝室に行くことを嫌がられたりすることがありますよね。
2歳ごろは、自分の気持ちを強く伝えるようになる一方で、気持ちを切り替えることがまだ難しい場合もあります。
毎晩すぐに眠らせようとするよりも、寝るまでの流れをわかりやすくすることから始めてみましょう。
寝る前の流れをできるだけ同じにする
夕食、お風呂、歯磨き、絵本、就寝など、毎日おおむね同じ順序で進めることで、子どもが次の行動を予測しやすくなる場合があります。
「絵本を読んだらねんねしようね」と、短く伝えてみてもよいでしょう。
家庭によって生活時間は異なるため、決まった手順をすべて取り入れる必要はありません。
- おもちゃを片付ける
- トイレやおむつ、歯磨きを済ませる
- 照明を少し落として静かに過ごす
- 好きな絵本を1冊読む
- 短い声かけでおやすみを伝える
子どもが安心できる順番を見つけて、無理なく繰り返していきましょう。
寝る前の絵本を習慣にする
寝る前の静かな読み聞かせは、親子でゆったり過ごす時間づくりに役立ちます。
毎回新しい絵本を用意する必要はなく、子どもが気に入っている1冊を繰り返し読むのもよいでしょう。
読み聞かせそのものが睡眠を保証するわけではありませんが、寝る前の決まった習慣として取り入れやすい方法です。
お部屋にある身近なものにおやすみを伝えていく、穏やかな雰囲気の絵本です。
寝る前に静かな時間を過ごしたいときの読み聞かせに取り入れやすい1冊です。
2歳児でも楽しめますが、興味や集中できる時間には個人差があります。
無理に最後まで読まず、その日の様子に合わせて楽しみましょう。
※購入前に版や商品仕様、在庫状況を確認してください。
寝室に行きたがらないとき
遊びの途中で急に「もう寝るよ」と言われると、気持ちの切り替えが難しい子もいます。
「あと1回遊んだら片付けようね」「絵本を1冊選ぼうか」など、次の行動がわかる短い声かけを試してみましょう。
選択肢は多すぎないようにして、子どもが選びやすくすることも工夫のひとつです。
声かけについて詳しく知りたい方は、「2歳・3歳の声かけのコツ7つ|言葉を育む親子の関わり方」も参考にしてみてください。
眠りやすい寝室環境を整えよう
寝室は暗く静かにする
寝る前はテレビやスマートフォンなどの画面を見る時間を減らし、落ち着いた環境をつくりましょう。
厚生労働省のGood Sleepガイドでも、寝室を暗く静かにして、心地よい温度を保つことが勧められています。
明るい照明を長時間つけたままにするより、就寝前は少しずつ明かりを落とす工夫が考えられます。
暗い部屋を怖がる場合は?
真っ暗な部屋に不安を感じる子もいます。
そのような場合は、必要に応じて明るさを抑えた小さなライトを使う方法もあります。
ただし、強い光は眠りの妨げになる可能性があるため、できるだけ暗い環境を基本に考えましょう。
ライトがなくても落ち着いて眠れる場合は、無理に使用する必要はありません。
明るさや光の色を調整できる、充電式のナイトライトです。
暗さを怖がる子の寝室や、夜間に大人が必要なときだけ明かりを使いたい場面で検討できる商品です。
ライトを使うことで寝つきが改善するとは限りません。
子どもの手が届かず、落下や転倒の危険がない安定した場所に置き、コードや充電器にも注意してください。
就寝時は必要最小限の明るさにし、充電中の使用や設置方法は製品の説明書に従いましょう。
※色・型番・仕様・在庫状況は購入前に各販売ページで確認してください。
朝の光と日中の活動も大切
眠りやすい生活リズムを考えるうえでは、夜の過ごし方だけでなく朝からの日中の活動も大切です。
朝はカーテンを開けて自然光を浴び、朝食をとり、日中は体を動かす機会をつくりましょう。
外遊びが難しい日は、室内で無理なく体を動かす遊びでも構いません。
親子で楽しめる遊びのアイデアは、「2歳・3歳の言葉を増やす遊び7選」でも紹介しています。
夜中に何度も起きるときは?
寝かしつけが終わっても、夜中に何度も起きてしまうと、ママ・パパも十分に休めませんよね。
2歳ごろでも、夜中に目を覚ましたり、保護者を呼んだりすることがあります。
ただし、夜間に起きる理由はさまざまで、すべてを生活習慣だけで説明することはできません。
まずは体調や寝室の様子を確認する
暑さや寒さ、鼻づまり、咳、痛み、かゆみなどが眠りを妨げている場合があります。
子どもが泣いて起きたときは、体調に変化がないかを確認し、落ち着いた声で安心できるように関わりましょう。
必要以上に明るくしたり、長く遊んだりせず、再び休みやすい環境を整えることもひとつの工夫です。
不安そうなときは安心できる関わりを
寝室で保護者と離れることを嫌がったり、目が覚めたときにそばにいてほしがったりする子もいます。
「ここにいるよ」「大丈夫だよ」と短く声をかけ、必要に応じてそばで落ち着くのを待ちましょう。
子どもによって安心できる方法は異なるため、無理に一人で眠らせる必要はありません。
睡眠について相談したいサイン
寝つきに時間がかかる日があっても、すぐに問題があるとは限りません。
一方で、睡眠の悩みが長く続く場合や、呼吸・日中の様子に気になる変化がある場合は、専門家への相談が大切です。
- 大きないびきや、睡眠中に呼吸が止まるような様子がある
- 寝つきの悪さや夜間の目覚めが長期間続いている
- 日中の眠気が強く、生活に影響している
- 夜中の激しい動きや、いつもと異なる行動が繰り返される
- 睡眠の悩みにより、本人や家族の生活への負担が大きくなっている
呼吸が苦しい、顔色が悪い、反応が乏しいなどの様子がある場合は、通常の寝かしつけの悩みとは分けて、速やかに医療機関へ相談してください。
相談するときに伝えたいこと
小児科や自治体の保健センターなどに相談するときは、就寝・起床時刻、昼寝の時間、夜中に起きる回数などを伝えると状況を共有しやすくなります。
いびきや呼吸の様子が気になる場合は、そのことも忘れずに伝えましょう。
2歳児の睡眠に関するよくある質問
A.昼寝の必要性には個人差があります。夜も含めた睡眠時間や、夕方の疲れ、日中の元気さを確認しましょう。眠そうな様子が強い場合は、休める時間をつくることが大切です。
A.昼寝の終了時刻や寝る前の過ごし方、寝室環境などを振り返ってみましょう。長期間続いたり、本人や家族の生活への影響が大きい場合は、小児科などに相談できます。
A.絵本の読み聞かせは、寝る前の静かな習慣として取り入れられますが、効果には個人差があります。絵本を読んで興奮してしまう子もいるため、その子が落ち着きやすい過ごし方を選びましょう。
A.まず体調や室温などを確認し、落ち着いた声で安心できるように関わりましょう。頻繁に起きる状態が続く場合や、いびき・呼吸の異常が見られる場合は相談してください。
まとめ|2歳児の睡眠は親子に合うリズムを大切に
2歳ごろは、自分の気持ちがはっきりしてくることで、寝室へ行くまでに時間がかかることもあります。
睡眠時間は昼寝を含めて11〜14時間を目安にしながら、その子の元気さや日中の様子も合わせて考えましょう。
寝かしつけが難しいときは、寝る前の流れを整えることや、子どもが安心できる関わりを少しずつ試してみてください。
毎日思いどおりにいかなくても大丈夫です。
保護者の負担が大きいときには、家族で交代したり、専門家に相談したりすることも大切にしてくださいね。
- 夜と昼寝を合わせた睡眠時間を確認する
- 寝る前の流れをできるだけ同じにする
- 朝の光と日中の活動、寝室環境を整える