小学校の入学が近づくと、持ち物や朝の支度など、準備したいことが増えてきます。
「入学までに全部一人でできるようにしなくては」と、親も子も焦ってしまうことがあるかもしれません。
この記事では、6歳ごろの入学準備を、持ち物・置き場所・朝の流れ・通学の確認に分けて紹介します。
学校ごとに必要なものや決まりが違います。
最新の入学説明会の資料を手元に置き、お子さんの様子に合わせて少しずつ進めてください。
買う前に、学校の案内と期限を整理する
最初に、学校から届いた資料を一か所に集めます。
入学式、学用品、提出書類、登下校、放課後の過ごし方に分けると、確認しやすくなります。
学用品は「学校から配られるもの」「家庭で用意するもの」「まだ確認が必要なもの」に分けてみましょう。
サイズ、形、色、名前を書く位置などに指定があるものは、案内を確認してから購入します。
すでに家にあるもので使えるものも、学校に確認してみてください。
提出期限や購入の締め切りは、家族が見られる予定表へ。
「誰が確認するか」も決めておくと、一人に準備が集中しにくくなります。
名前付けは、子どもと一緒に見つける練習も
学校の指定に沿って名前を付けたら、「どこに名前があるかな」と親子で確認します。
自分の持ち物を見つけるための、小さな練習になります。
すべて一度に覚える必要はありません。
今日は筆箱とハンカチ、次は上履き袋、と少しずつ確かめましょう。
似たものが並んだときに迷いそうなら、学校で認められる範囲で目印を相談できます。
通学かばんの外から名前が大きく見える表示は避け、記名場所は学校の案内も確認してください。
ランドセルと袋の出し入れを試してみる
買ったものをそろえるだけでなく、子どもが使う動作を一緒に試してみます。
筆箱を開く、ノートをかばんに入れる、上履きを袋に戻すなど、一つの動作だけで十分です。
道具が多いときは、机の上に少しずつ出しましょう。
留め具や袋の口が扱いにくければ、やり方を一緒に探します。
学校の指定に合う範囲で、使いやすい道具にすることも選択肢です。
「早くして」よりも、「ここを持つと開きやすいね」と、動きに沿って伝えてみてください。
学校のものを置く場所は、取り出しやすく
ランドセル、学校へ持っていく袋、学校から持ち帰った紙の置き場所を決めます。
大きな収納家具を急いで買わず、今ある棚やかごでも試せます。
子どもの手が届き、無理なく出し入れできる高さにしましょう。
床に置く場合は、家族が通る場所をふさがないようにします。
「明日持っていくもの」と「大人に見せる紙」を分けると、確認する順番がわかりやすくなります。
写真や簡単な絵の目印も使えます。
入学後に使いにくいとわかったら、置き場所を変えて構いません。
朝は、出発時刻から逆に考える
集合時刻や学校までの時間を確認し、家を出る時刻を決めます。
そこから、朝食、着替え、トイレ、持ち物の確認に必要な時間を考えてみましょう。
初めから細かい分刻みの予定にしなくても大丈夫です。
休日などに一度流れを試し、どこで時間がかかるかを見る方法もあります。
服や持ち物を前日に用意し、朝に選ぶことを少なくすると取りかかりやすくなります。
声をかけるときは、「次は靴下をはこう」のように一つずつ。
寝る前の過ごし方も含め、家族に合う流れを探してください。
通学路は、大人と歩いて確かめる
学校が指定した通学路を、子どもと大人で一緒に歩きます。
曲がる場所や横断する場所、車が出入りする場所などを、その場で確認しましょう。
距離だけでなく、子どもの歩く速さも見ながら時間を確かめます。
集団登校やお迎えの決まりがある場合は、集合場所と引き渡し方法も学校に確認します。
一度歩けたことだけで、一人で安全に通えると判断する必要はありません。
見守り方は学校の案内や地域の状況、お子さんの様子に合わせて決めてください。
困ったときの伝え方を、短い言葉で
新しい場所では、何を聞けばよいかわからなくなることもあります。
家で短い言葉を一緒に試してみましょう。
たとえば「わかりません」「手伝ってください」「トイレに行きたいです」。
全部を暗記させるより、遊びの中で大人と交代しながら言ってみる方法もあります。
言葉で伝えにくいこと、道具の使い方、生活の中で必要な手助けなどがあれば、入学前から学校へ相談して構いません。
家庭での様子を具体的に伝えると、相談しやすくなります。
放課後と、予定が変わる日の段取りも
入学後の下校時刻や給食の開始時期は、学校の案内で確認します。
学童保育などを利用する場合は、学校とは別の持ち物や迎えの決まりがあるかも確かめましょう。
急な予定変更の日に誰が迎えに行くか、学校からの連絡を誰が確認するかを家族で共有しておきます。
連絡アプリなどの準備が必要なら、大人が使い方を確認しておきましょう。
入学前の準備には、子どもの練習だけでなく、大人の段取りも含まれます。
入学準備チェックリスト
□ 最新の学校の案内と、提出期限を確認した
□ 学用品の指定と、家庭で用意するものを確認した
□ 名前の場所を子どもと一緒に確かめた
□ かばんや袋の出し入れを試した
□ 持ち物と学校からの紙の置き場所を決めた
□ 出発時刻と朝の流れを考えた
□ 指定された通学路を大人と歩いた
□ 放課後・お迎え・連絡の担当を共有した
入学後も、一緒に慣れていけば大丈夫
準備は、入学前にすべてを完成させるためだけのものではありません。
子どもが迷ったときに、大人と確認できる形を作っておきましょう。
「学校ではどんなことをしてみたい?」と楽しみも聞きながら、今日は一つだけ。
できない部分は手伝い、入学後も暮らしに合わせて整えていけば大丈夫です。
朝の声かけには、親子で進める朝の支度も参考になります。
家の中でできる小さな練習を探したい方は、親子で始めるお手伝いもご覧ください。
参考資料:狭山市立南小学校「令和5年度 入学のしおり」(PDF)。記名や通学路の確認など、学校が案内する準備の一例として参照しました。必要なものや日程は、入学する学校の最新資料で確認してください。