5歳 生活・しつけ

5歳のお手伝い|親子で無理なく始める家のしごと

5歳ごろの男の子が母親と並んでタオルをたたんでいる

「自分もやってみたい!」と家のしごとに興味を持ったときは、小さなお手伝いを一緒に試す機会になります。

とはいえ、忙しい時間に任せると、かえって大人が慌ててしまうこともありますよね。

この記事では、5歳ごろの子どもと始めるお手伝いの例と、頼み方・見守り方を紹介します。

年齢だけでできることを決めず、扱える道具やその日の様子に合わせて選んでください。

最初は、一つのしごとの一部分から

洗濯物を全部片付ける、食卓の準備を全部するなど、一連の作業を任せる必要はありません。

「タオルを一枚たたむ」「スプーンを並べる」のように、始めと終わりがわかる小さな作業から試してみましょう。

初めての日は、大人が急いでいない時間を選びます。

毎日の担当にする前に一緒にやってみて、子どもにも大人にも続けやすい形を探してみてください。

お手伝い① タオルをたたむ

準備:小さな清潔なタオルと、置くためのかご。

大人が一枚をゆっくりたたみ、子どもにも別の一枚を渡します。

「半分にして、もう一度半分にしよう」と、動きに合わせて伝えてみましょう。

端がそろわなくても、使うのに困らなければそのままで構いません。

難しそうなら最初の一回だけ一緒に折る、たたんだタオルをかごに入れる係にするなど、任せる部分を変えられます。

お手伝い② 靴下を組み合わせる

準備:洗濯済みの靴下を数組。

色や模様を見ながら、同じ組を探します。

見分けにくい靴下ばかりなら、最初は子どものものだけ出してみましょう。

組が見つかったら決めた場所に置きます。

引き出しへの収納は、指を挟まないよう大人が確認し、届きにくい場所なら大人が担当します。

お手伝い③ 食卓にスプーンを並べる

準備:冷たく、軽く、鋭い部分のない食具。

大人が取りやすい場所に出し、「この席に一つずつ置こう」と場所を示します。

最初は数本だけで十分です。

熱い料理、包丁、割れやすい食器、重い鍋などは大人が扱います。

食卓のすべてを子どもに運んでもらうのではなく、安心して任せられる部分を決めましょう。

お手伝い④ おもちゃを種類ごとに戻す

準備:子どもが出し入れしやすい箱やかご。

「ブロックはこの箱、ぬいぐるみはこのかご」と、戻す場所を少なくします。

箱に写真や簡単な絵を付けると、文字を読まずに確認できます。

部屋全体を一度に片付けるより、「まずブロックを集めよう」と一つずつ頼んでみましょう。

作りかけのおもちゃは、置ける範囲を相談して残す方法もあります。

お手伝い⑤ 食卓を布で拭く

準備:水でぬらして大人が絞った布。

食卓から食器や熱いものを大人がどかし、拭く場所を示します。

「ここからここまで拭こう」と範囲を絞ってもよいですね。

洗剤や除菌剤などの薬剤は子どもに渡さず、大人が管理します。

布を絞る作業が難しいときは、拭くところだけ担当してもらいましょう。

頼むときは、何を・どこまでか伝える

「お手伝いして」だけでなく、「このタオルをたたんで、かごに入れてくれる?」と、具体的に伝えてみましょう。

初めての作業は一緒に始め、途中で困ったら確認できるようにしておきます。

選んでもらいたいときは、「タオルをたたむのと、スプーンを並べるの、どちらにする?」と、実際に任せられる二つを示します。

選択肢をたくさん増やさなくても大丈夫です。

終わったら、助かったことを言葉に

「タオルをかごに入れてくれて助かったよ」「みんなのスプーンを並べてくれたんだね」と、したことに触れて伝えます。

速さや仕上がりをきょうだいと比べる必要はありません。

やり直しが必要なところは、理由と手順を短く伝えて一緒に直しましょう。

最初から大人と同じ仕上がりを求めず、任せる作業の量も調整します。

乗り気でない日は、理由と量を見直す

疲れている、遊びの途中、手順がわからないなど、お手伝いが進まない理由はいろいろあります。

「何が難しい?」と聞いたり、最初だけ一緒にやったりしてみましょう。

毎回新しい作業を増やすより、慣れた一つを同じタイミングで続ける方法もあります。

体調や予定に合わせて休む日を作り、家族で担当を調整して構いません。

大人が忙しい日は、子どもに多くのしごとを任せようとせず、余裕のある日にまた一緒に試してみてください。

家事の最終的な管理は大人が担います。

始める前のチェックリスト

□ 子どもが扱いやすいものと作業を選ぶ
□ 熱いもの・鋭いもの・薬剤は大人が管理する
□ 届く場所で、少ない量から始める
□ 何をどこまでしたら終わりか伝える
□ 困ったときに大人へ聞けるようにする
□ 終わったら、したことと助かったことを伝える

家族で取り組む、小さな一歩に

5歳のお手伝いは、大人の家事をすべて肩代わりしてもらうものではありません。

家族の暮らしに少し参加する機会として、できる一部分を一緒に探していきましょう。

朝の準備にも取り入れたい方は、親子で進める朝の支度をご覧ください。

遊んだあとの片付けを考えたい方には、お絵描き・工作を楽しむ工夫もあります。

参考資料:米国小児科学会の保護者向けサイト HealthyChildren.org「Age-Appropriate Chores for Children」(英語)。年齢や子どもの様子に合わせ、無理のない量から家庭のしごとに参加する考え方を参考にしています。

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