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「赤ちゃんの寝返りは、いつ頃から始まるの?」
「同じ月齢の赤ちゃんはもう寝返りしているのに、うちの子はまだ……」
赤ちゃんが少しずつ体を動かせるようになると、寝返りを始める時期が気になりますよね。
寝返りは赤ちゃんの運動発達の一つですが、できるようになる時期には個人差があります。
早く寝返りできることが、必ずしも発達のよさを表すわけではありません。
この記事では、赤ちゃんが寝返りを始める月齢の目安、寝返り前にみられる動き、家庭でできる遊び、安全対策について紹介します。
赤ちゃんの寝返りはいつから?
赤ちゃんの寝返りは、一般的に生後6か月前後を一つの目安として考えられます。
米国CDCでは、生後6か月の発達の項目に「うつぶせからあおむけに回る動き」を挙げていますが、あおむけからうつぶせへの寝返りとは方向が異なり、両方向が同時にできるとは限りません。
ただし、寝返りを始める時期には個人差があり、もう少し早くできる赤ちゃんもいれば、ゆっくり身につける赤ちゃんもいます。
また、寝返りができるようになる前から、体を横に向けたり、足を持ち上げたりする動きがみられることもあります。
🌷 覚えておきたいポイント
寝返りの時期だけで発達を判断することはできません。首のすわりや手足の動き、周囲への反応なども含めて、赤ちゃん全体の成長を見ていくことが大切です。
寝返りができるようになるまでの発達
寝返りは、ある日突然できるように見えることもありますが、それまでに少しずつ体を動かす力が育っています。
① 首や体を支える力が育つ
赤ちゃんは成長とともに、首や背中、お腹などの筋肉を使えるようになっていきます。
うつぶせの姿勢で顔を持ち上げたり、周囲を見ようとしたりする動きも、体を支える力の発達につながります。
② 手足を活発に動かす
あおむけの姿勢で足を持ち上げたり、手を伸ばしておもちゃに触れようとしたりする姿がみられます。
こうした動きの中で、体の向きを変える経験も少しずつ増えていきます。
③ 体を横向きにする
おもちゃや人の声に反応して顔を向けたり、体をひねって横向きになったりすることがあります。
こうした動きが増えてきたら、まだ寝返りが完成していなくても、突然体勢が変わる可能性があります。
高い場所に寝かせたまま離れないようにしましょう。
寝返りの練習は必要?家庭でできる3つの遊び
寝返りを早くできるようにするための特別な練習は、基本的に必要ありません。
赤ちゃんが起きていて機嫌のよいときに、無理のない範囲で体を動かせる環境を作ってあげましょう。
① おもちゃを目で追って遊ぶ
赤ちゃんがあおむけで寝ているときに、顔の近くでおもちゃをゆっくり動かしてみましょう。
赤ちゃんが興味を示したら、左右に目や顔を向ける様子を見守ります。
無理に体をひねらせたり、手足を引っ張ったりする必要はありません。
② 起きているときにうつぶせ遊びをする
赤ちゃんが起きていて、大人がそばで見守れるときには、短時間のうつぶせ遊び(タミータイム)を取り入れる方法があります。
赤ちゃんの様子に合わせて短い時間から始め、嫌がる場合は無理に続けないようにしましょう。
うつぶせ遊びは、必ず赤ちゃんが起きているときに、大人が見守りながら行います。
眠ってしまった場合は、あおむけの寝姿勢に戻しましょう。
③ 床の上で自由に体を動かす
安全で平らな場所に赤ちゃんを寝かせ、手足を自由に動かせる時間を作りましょう。
長時間同じ姿勢で過ごすことを避け、抱っこや床での遊びなど、さまざまな姿勢を経験できるようにすることも大切です。
ただし、柔らかすぎるクッションや沈み込む寝具の上では遊ばせず、周囲に危険なものがないか確認してください。
寝返りを始めたら気をつけたい安全対策
寝返りができるようになると、赤ちゃんの行動範囲が広がります。
まだ寝返りができないと思っていても、突然体を回転させることがあるため、早めに安全な環境を整えておきましょう。
ベッドやソファからの転落を防ぐ
大人用のベッドやソファ、おむつ替え台など、高い場所に赤ちゃんを一人で寝かせないようにしましょう。
「まだ動けないから大丈夫」と思っていても、予想以上に体を動かすことがあります。
おむつ替えの途中で物を取りに行く場合も、赤ちゃんを安全な場所に移してから離れるようにしてください。
寝床に枕やぬいぐるみを置かない
赤ちゃんの寝床には、枕やぬいぐるみ、クッション、柔らかい掛け布団などを置かないようにしましょう。
顔が埋まったり、口や鼻が覆われたりすると、窒息につながるおそれがあります。
寝具は硬めで平らなものを選び、赤ちゃんの顔の周りに物がない状態を保つことが大切です。
おくるみの使用を見直す
寝返りをしようとする動きがみられたら、腕や体を固定するタイプのおくるみは使用をやめましょう。
腕が自由に動かせない状態でうつぶせになると、危険が高まる可能性があります。
寝返りをする赤ちゃんは、うつぶせで寝ても大丈夫?
赤ちゃんを寝かせるときは、1歳になるまでは、毎回あおむけに寝かせることが基本です。
寝返りができるようになっても、最初からうつぶせに寝かせることは避けましょう。
赤ちゃんが自分で「あおむけからうつぶせ」「うつぶせからあおむけ」の両方向に寝返りできる場合は、睡眠中に自分で取った姿勢を毎回戻す必要はないとする米国NICHDの安全睡眠の指針があります。
ただし、まだ一方向にしか寝返りできない場合は、うつぶせになっていることに気づいたら、あおむけに戻しましょう。
いずれの場合も、硬く平らな寝具を使用し、顔の周りに物を置かない安全な睡眠環境が欠かせません。
寝返りを止めるための枕・クッション・姿勢固定具は使わないでください。寝姿勢が心配な場合は、小児科で相談しましょう。
🌷 安全な睡眠環境チェックリスト
- 寝かせ始めるときは、あおむけにする
- 硬めで平らな寝具を使う
- 枕やぬいぐるみを寝床に置かない
- 顔の周りに柔らかい布類を置かない
- 大人用のベッドやソファで寝かせない
- 寝返りの兆候が出たら、体を固定するおくるみをやめる
寝返りが遅い場合は、いつ相談したらいい?
寝返りができるようになる時期には個人差があるため、周囲の赤ちゃんと比べて焦る必要はありません。
生後6〜7か月頃になっても寝返りをする様子がなく心配な場合は、ほかの発達の様子も含めて健診や小児科で相談してみましょう。
この月齢だけで発達の遅れを判断するものではありません。
また、月齢にかかわらず、次のような様子が気になる場合は早めに相談してください。
- 手足の動きに明らかな左右差がある
- 体が極端に硬い、または柔らかいように感じる
- 首のすわりなど、ほかの運動発達も気になる
- 以前できていた動きができなくなった
- 体を動かす様子が極端に少ない
赤ちゃんの発達は、寝返りだけでなく、さまざまな動きを組み合わせて確認することが大切です。
なお、早産で生まれた赤ちゃんは、予定日を基準にした修正月齢で発達を確認する場合があります。
健診などで相談しましょう。
赤ちゃんの寝返りについてよくある質問
Q. 寝返りは左右どちらもできないといけない?
寝返りを始めたばかりの頃は、片側に回ることが多い赤ちゃんもいます。
ただし、手足の動きに明らかな左右差がある場合や、いつも同じ方向にしか体を動かさず気になる場合は、健診などで相談しましょう。
Q. 寝返りより先におすわりができることはある?
赤ちゃんの運動発達の順序には個人差があり、寝返りとおすわりの発達が前後する場合もあります。
一つの動きだけで判断せず、赤ちゃん全体の発達を見守りましょう。
Q. 寝返りの練習を嫌がる場合は?
嫌がる場合は、無理に練習させる必要はありません。
赤ちゃんが機嫌のよいときに、あおむけでおもちゃを見たり、短時間のうつぶせ遊びをしたりするなど、楽しく体を動かせる機会を作りましょう。
起きている時間に、絵本で親子のやりとりを楽しむ
遊びのきっかけが欲しい方には、白と黒などのはっきりした模様やリズミカルな言葉が楽しめる『Sassyのあかちゃんえほん にこにこ』も選択肢です。0歳向けの絵本で、大人が持って声をかけながら短い時間で楽しめます。反応には個人差があるので、嫌がったり眠そうにしたりしたらおしまいにしましょう。寝返りを早める効果を保証するものではありません。絵本やおもちゃは、眠るときには寝床から片づけてください。
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まとめ|寝返りの時期には個人差がある
赤ちゃんの寝返りは、生後5〜6か月頃にみられることが多い発達の一つですが、できるようになる時期には個人差があります。
寝返りを早くできるようにすることよりも、赤ちゃんが自由に体を動かせる環境を整え、成長を見守ることが大切です。
また、寝返りを始める前から、転落や睡眠中の窒息を防ぐための安全対策を行いましょう。
発達について気になることがあれば、健診や小児科で相談しながら、赤ちゃん自身のペースを大切にしていきたいですね。
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アイキャッチ画像はAIで作成したイメージです。
参考資料
本記事は一般的な情報をまとめたものです。
個別の体調・発達・治療については、医師や助産師にご相談ください。
参考資料の確認日:2026年10月9日。